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春!大切な各種予防

4月に入り当院で病気の予防をされている方には年間予防計画が届いていると思います。

犬では、義務の狂犬病予防注射。
猫では発情。
また、犬・猫共にフィラリア予防、内部・外部寄生虫対策など、各種予防が大切な時期になりました。
予防計画を参考にして、1年間健康にお過ごしください。
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第13回日本獣医内科学アカデミーに参加してきました

会場は横浜のパシフィコ横浜です。

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今回特に目的としていたのは、犬の僧帽弁修復術を行っている2施設から、3名の先生が講演された「僧帽弁閉鎖不全に対する開心術の現状」を聴講することでした。心術(心臓を開く外科的処置)では特に実績のある横浜のJASMINE動物循環器病センターから2名、愛知県の茶屋ヶ坂動物病院から1名の講師を迎え、実際の手術成績や内科治療から外科治療に踏み切るタイミングをどのように考えるかなど、紹介させていただく立場の動物病院として知りたい実情についての講演でした。

手術に際しては乗り越えるべきハードルが多い治療ではありますが、すべてを乗り越えると、僧帽弁閉鎖不全を治癒と言ってよい状態にできるものです。
このような治療に対するご希望に適切にお答えするために、今回の講演は現状を把握する良い機会となりました。

阿部素子

春からの各種病気の予防のお知らせ

暖かくなり、動物達の行動範囲も広くなりケガや感染症が多くなる時期となりました。

その為、各種病気の予防の継続、又は新たな予防を始めるには大切な時期となります。

<狂犬病>

○当院でも予防注射できます。

県西部(射水市、高岡市、氷見市、南砺市、砺波市、小矢部市)の方及び富山市の方は、注射後の手続き(鑑札・注射済票の発行)を当院で代行いたします。

<混合ワクチン>

○前回接種より、1年以上経過している場合や未接種の場合は、早急に接種されることをお勧めします。

<猫の避妊・去勢手術>

○外に出ることによる、交通事故やケンカによる外傷、感染症の危険から猫を守る為、発情が始まるこの時期に手術する事をお勧めします。

<内部寄生虫>

○ズーノーシス(人獣共通感染症)予防の為に、3ヶ月に1回(3月・6月・9月・12月)の腸内寄生虫の定期駆虫をお勧めします。

※詳しくは病院までご連絡下さい。

桃の節句

春一番が過ぎ、少しずつ春めいてきました。

まだ外は雪がちらつく日もありますが、確実に暖かくなっています。
猫は日照時間が長くなると発情がきますので、
生後6ヵ月前後の子猫たちの不妊(避妊・去勢)手術を
ワクチン接種を含め予定されることが望ましいです。
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第16回 日本獣医がん学会に行ってきました

今回の学会(1/28ホテルニューオータニ大阪)でたいへん勉強になったのは「下部消化器腫瘤」についてのセッションです。

日本では特にミニチュア・ダックスフンドの出血や粘液混じりの下痢を伴う大腸ポリープ(良性の場合は炎症性ポリープ)の発生が多いです。治療は外科治療と内科治療があり、外科治療は大腸の粘膜だけ又は大腸全てを引き抜くプルースルーという方法になりますが、術後約2ヶ月間は管理治療が大変かつ大切になります。
一方、内科治療はステロイド単独又は免疫抑制剤の併用を行い、完治は難しくてもかなりの段階まで抑えることができます。ただし、免疫抑制剤使用の場合は他の病気発生の危惧もあります。
今回、内科治療の他の方法としてNSAIDSといわれる非ステロイド性鎮痛薬の中のある薬がステロイドと同等近くの効果があることが発表されました。
当院でも、実施していきたいと思います。
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獣医腫瘍科認定医Ⅱ種
院長 吉田俊一

腎臓の手術について学んできました。

1月22日に日本大学で開催されたSUBシステムのセミナー(限定20名)を受講しました。

SUBシステムとは腎臓と膀胱をつなぐ尿管が結石などで閉塞した場合に行うバイパス手術です。
今回のセミナーは腎臓の模型を使用して実際の手術のように行いました。
最近は若い猫での尿管結石が増えているので、この手術が必要となるケースも増えるかもしれません。
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浅田慎也

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