胆嚢疾患セミナーに参加してきました
8月27日に日本獣医生命大学で行われた胆嚢疾患の診断と治療のセミナーに参加しました。
胆嚢は肝臓に存在し、胆汁を貯蔵・分泌する役割をしています。胆嚢の病気は、進行するまで症状が出ないことがあり、また診断には超音波検査が必須であることから、飼い主様にはあまり馴染みがない病気かもしれません。
しかし、胆嚢の壁が厚くなっていく胆嚢粘液嚢腫や胆石を発症すると胆嚢破裂を起こす可能性があり、破裂した場合は激しい腹膜炎を起こし命に関わる状態になることがあります。またその場合には胆嚢の摘出手術が必要となります。
健康診断などで超音波検査を行った際に、偶然発見することが多い病気ですが、早期の治療や食事の変更で改善することもあります。残念ながら内科治療では反応しない場合には、胆嚢破裂を起こす前に手術を行うことで危険を避けることも可能です。
今回のセミナーではシニア検診などの健康診断で胆嚢の病気を早期に発見・診断し、定期観察を行いながら適切な内科・外科治療を行うことが重要だということを再認識しました。
淺田 慎也