ゴールデンウィークのお知らせ
暖かくなり、動物達の行動範囲も広くなりケガや感染症が多くなる時期となりました。
その為、各種病気の予防の継続、又は新たな予防を始めるには大切な時期となります。
<狂犬病>
○当院でも予防注射できます。
県西部(射水市、高岡市、氷見市、南砺市、砺波市、小矢部市)の方及び富山市の方は、注射後の手続き(鑑札・注射済票の発行)を当院で代行いたします。
<混合ワクチン>
○前回接種より、1年以上経過している場合や未接種の場合は、早急に接種されることをお勧めします。
<猫の避妊・去勢手術>
○外に出ることによる、交通事故やケンカによる外傷、感染症の危険から猫を守る為、発情が始まるこの時期に手術する事をお勧めします。
<内部寄生虫>
○ズーノーシス(人獣共通感染症)予防の為に、3ヶ月に1回(3月・6月・9月・12月)の腸内寄生虫の定期駆虫をお勧めします。
※詳しくは病院までお問合せ下さい。
2月16~18日の日程で、私は18日のみ参加してまいりました。
今回は血圧を調整する薬剤についてと、循環器診療でもっとも古くから行われ、現在でも重要な検査である聴診についての講義を聴講してきました。
犬でよくみられる僧帽弁閉鎖不全症はもちろん、肺高血圧症、猫の心筋症などほぼすべての循環器疾患において、血圧を薬剤で適正に保つことでより良い循環を維持することが可能となります。また血圧は腎不全にも関与する要素であり、今回血圧調節の重要性を再認識することができました。
心検査としては胸部レントゲン、心電計、超音波機器をつかってその形態や血流の状態等を把握しますが、心臓に問題のあるとは気付かれていない場合も通常診療において聴診を丁寧にすることで、より早期に循環の異常を把握できる場合は少なくないと思います。
健康な時からこまめに聴診し、いち早く異常を発見できるよう、今後さらに努力していこうと思います。
阿部素子