待合室の書籍!
○9月15日(金)~2017年度の敬老の表彰を始めました。
今年は
☆小型・中型犬(15歳以上) 68匹
☆大型犬(12歳以上) 10匹
☆超大型犬(10歳以上) 3匹
☆猫(15歳以上) 64匹
☆うさぎ(6歳以上) 7羽
☆フェレット(6歳以上) 2匹
☆鳥(7歳以上) 7羽
合計161匹の飼い主様が表彰を受けられます。
表彰を受けられる方に、
★表彰状
★粗品
★ランキング表
をお渡し致します。2017年10月31日(火)までに当院受付までお越し下さい。
皆様、おめでとうございます。
来年も表彰を行う予定です。
皆様健やかにお過ごし下さい。
<ランキング表>
日時:2017年9月21日(木)
8月27日に日本獣医生命大学で行われた胆嚢疾患の診断と治療のセミナーに参加しました。
胆嚢は肝臓に存在し、胆汁を貯蔵・分泌する役割をしています。胆嚢の病気は、進行するまで症状が出ないことがあり、また診断には超音波検査が必須であることから、飼い主様にはあまり馴染みがない病気かもしれません。
しかし、胆嚢の壁が厚くなっていく胆嚢粘液嚢腫や胆石を発症すると胆嚢破裂を起こす可能性があり、破裂した場合は激しい腹膜炎を起こし命に関わる状態になることがあります。またその場合には胆嚢の摘出手術が必要となります。
健康診断などで超音波検査を行った際に、偶然発見することが多い病気ですが、早期の治療や食事の変更で改善することもあります。残念ながら内科治療では反応しない場合には、胆嚢破裂を起こす前に手術を行うことで危険を避けることも可能です。
今回のセミナーではシニア検診などの健康診断で胆嚢の病気を早期に発見・診断し、定期観察を行いながら適切な内科・外科治療を行うことが重要だということを再認識しました。
淺田 慎也
今年の中秋の名月は10月4日(水)です。天候不順が続きせっかくの実りの収穫にも影響が出そうですね。家庭内の伴侶動物たちも気候の急激な変化で体調を崩しがちになりますので、十分に注意を払ってください。また行楽のシーズンでもありますので昨今問題になっていますSFTS(重症熱性血小板減少症候群)について説明します。
国内では犬、猫(ともに西日本)1例づつにこの病気を発症させるウイルスが見つかっています。大事なことはマダニに刺されないことですが、マダニ自体は特殊な環境ではなく、河川の土手や公園の草むらなどどこにでもいます。動物や人が近づくと二酸化炭素や温度を感知して植物の茎や葉の裏に潜んでいて乗り移ります。
幸い動物たちの対処として飲み薬や滴下型の薬でマダニの感染は予防できますので、病院でこれらの薬の処方を受けていただければ安心です。